Windows10Proだから、Windows10Proのバックアップを使わないといけないと、誰に教わりましたか? 例えば、「pagefile.sysが存在すると復元時にエラーになる」などと言うエラーがWindows10Proで発生しますが、時々刻々と変化し続ける、生きているOSから、蠢いている自分自身のバックアップを行って、また時々刻々と変化し続ける、生きているOSに復元するなんて、そんな無理無謀な行為は止めましょう?
ここでは、生きていないWindows10Proを、その死に体のままにバックアップを行います。 自宅や会社に販売業者からパソコンが到着したなら、開梱し、Windows10Proを起動する前にこそ、元始バックアップを行えますよ! その方法を管理上も楽にするbashスクリプト_の再配布です。



外部URLを参照するアイ・キャッチ静止画(英語版WordPress: featured image)参照元を見る。利用に感謝!

前提

どれだけ格安でも、2TB(テラ・バイト_)を超える固定ディスクは購入しないです。 それは主にバックアップの効率を考えての判断です。 2TBのSSHD_を複数のパーティション_に区切って利用しています。 大容量な固定ディスクが欲しければ、2TBのNAS_を購入しています。NASにはUSBポートがあって、足りなければ外付けの固定ディスクを増設できますが、今のところ、増設の予定はありません。 つまりパーティションの管理は元始時代から存続しているMBR_で通します。

buone.sh & dfall.sh

筆者: Ujiki.oOへの寄付_
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ソースはここです!

特徴とメリット

dfall.sh

デバイスコードを確認する表示専用のbashスクリプトです。 コンピューターに接続された全ての機器のデバイスコードを表示しながら、それぞれの空き容量を表示します。 バックアップ・スクリプト buone.sh を実行する為の道標になります。 尚、 dfall.sh には、ntfsを含めて、1つのデバイスコードにリードオンリーでマウントし、同時に別のデバイスコードにリード・ライトでマウントする機能があります。 1つのデバイスコードにリード・ライトまたはリードオンリーでマウントするだけの機能があります。 マウントポイントにはbashで自動的にログインします。 ログアウトするには、 exit Enter しましょう。 レポートをファイルに保存する機能もあります。

buone.sh

バック・アップ・ワン(シェルスクリプト)
Partimage_のGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェイス_)を無視して、即時、Partimageを実行処理します。
2Gbyte毎に分割されたバックアップファイル群のファイル名にインフォメーションを詰め込みます。 また、自動的にMD5検査値を埋め込んだファイルも生成します。
例:
ARRIVE1st-sda2-20250409.gz.000
ARRIVE1st-sda2-20250409.gz.001
ARRIVE1st-sda2-20250409.gz.002
ARRIVE1st-sda2-20250409.gz.003
ARRIVE1st-sda2-20250409.LOG
ARRIVE1st-sda2-20250409.md5
ARRIVE1st-sda2-20250409.afio.LOG
ARRIVE1st-sda2-20250409.afio.bz2.000
ARRIVE1st-sda2-20250409.afio.bz2.001
ARRIVE1st-sda2-20250409.afio.bz2.002
           |
ARRIVE1st-sda2-20250409.afio.bz2.007

任意のコメント - デバイスコード - 日付 .gz. シーケンス番号となります。デバイスコードが重要で、復元時の道標となります。 md5ファイルも重要で、ブルーレイやDVDに焼いた後に、必ず1ビットの欠落も無いことをMD5値で確認します。 起動時オプションの追加で、tar/cpioよりもエラーに強いafioバックアップも可能です。 もちろんafioでも2G未満で自動的に分割します。

半自動化

一行で起動するバックアップスクリプトですから、複数のパーティションも、複数行のバックアップスクリプトを一度に起動すれば、自動的に指定した複数のパーティションのバックアップを連続して完了できます。 最終行に shutdown -h 0 指定すれば、バックアップ後にシャットダウン可能ですので、メモリーに全てを読み込むモードでSystemResqueCD_をUSBから起動していれば、バックアップ・スクリプトを起動した直後に、USBメモリーを外して、帰宅なり、ベッドに直行できますね。 これなら、バックアップの習慣化も難しく無いですよね。 運用イメージはYouTube動画をご覧ください。(字幕は英語と日本語を用意しました) 字幕参加に協力願います_

操作例

  1. Windows10での前処理:
    1. [option] Windows10更新処理を確認する。
    2. [option] Advanced SystemCareで無用なファイルやレジストリーを削除する。
      Windows機能にも無用なデーターを掃除する機能有り。
    3. [必須] Smart Defrag 6でデフラグを実行する。
      XAMPPのMySQLフォルダーは除外しています。
  2. # bash ~/buone.sh -t ARRIVE1st -s sda1 -f ntfs -d sda3 Enter
    1. 必要なマウントを自動的に実行し、
    2. マウントの状況をチェックし、
    3. partimageをバッチ自動処理します。
    4. 自動的に /dev/sda1 の内容をバックアップします。 自動的にバックアップファイルを /dev/sda3 に生成します。
    5. MD5検査結果を同時に生成します。
  3. # bash ~/buone.sh -t ARRIVE1st -s sda2 -f ntfs -d sda3 Enter
    1. 必要なマウントを自動的に実行し、
    2. マウントの状況をチェックし、
    3. partimageをバッチ自動処理します。
    4. 自動的に /dev/sda2 の内容をバックアップします。 自動的にバックアップファイルを /dev/sda3 に生成します。
    5. MD5検査結果を同時に生成します。
  4. 上述2行の buone.sh の実行で、以下の保存ファイルを自動的に生成します。
  5. 致命的なエラーが無いことを、すべてのログ・ファイルでチェックします。
  6. わたしは、この段階でも、MD5検査を行います。
    # md5sum -c *.md5 Enter
  7. わたしは、Windows10Proを立ち上げて、ブルーレイ・ディスクに書き込みます。
  8. わたしは、cygwin64_(Wiki_) ターミナルで、ブルーレイ・ディスクのMD5検査を行います。
    # md5sum -c *.md5 Enter
ARRIVE1st-sda1-20250409.gz.000
ARRIVE1st-sda1-20250409.md5
ARRIVE1st-sda1-20250409.LOG
ARRIVE1st-sda2-20250409.gz.000
ARRIVE1st-sda2-20250409.gz.001
ARRIVE1st-sda2-20250409.gz.002
ARRIVE1st-sda2-20250409.gz.003
ARRIVE1st-sda2-20250409.md5
ARRIVE1st-sda2-20250409.LOG

復元

  1. # bash ~/dfall.sh -bash sda3 Enter
    デバイスコード /dev/sda3 にリード・オンリー(ro)でマウントします。 マウント・ポイントに bashで新規ログインします。 bashでログインを解くには exitします。 exitしないと、アン・マウント出来ません。
  2. そのまま、partimage を起動して、partimage のGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェイス)と対話しながら、保存ファイルを選択し、復元先のデバイスコードを選択して、復元を実行する。
もちろん、ブルーレイディスクやDVDなどにもマウント可能です! 接続中のブルーレイディスクやDVDなども dfall.shでデバイス・コードを表示します。

自動化支援用サンプル

わたしのPCで実際にバックアップ処理している様をYouTube動画にアップしました。 (字幕は英語と日本語を用意しました)
ここからは危険地帯です! 調整不良による、あらゆる責任は自己責任でお願いします! 筆者は何も責任を負いません。 あくまでも自分用の防備録なるメモです。
一例に過ぎませんが、SystemResqueCDを起動するUSBメモリーにファイルを書き込みます。あなたのケースに読み替えてください!
本記事で配布中の buone.sh と、 dfall.sh も、USBメモリーに保存しておきます。
  1. ファイル名: autobackup.sh
  2. bashスクリプト:
    監修: 2020/01/21 2020/02/08 09:45 JST
    デバイスコードについて、あなたの環境に合わせてください! あなたのタイムゾーン・コード_と置換願います。想定したパーティションです。
    販売業者より到着したPCには、500GのHDDが搭載されており、Partimageでバックアップを行って、DVDとNASにバックアップしました。新品2TのSSHDと交換し、全く同じ領域のパーティションをPartimageで再現し、Partimageでデーターを復旧しました。 画像の「A」領域が500G分のクローンです。 ハードウェア構成の詳細は:「死神 Solid State Drive を使い倒す_」の「準備_」を参照願います。
  3. USBメモリーに保存した、autobackup.shを、あなたのWindowsで事前に編集しましょう! 何故なら、キーボード・マップが正しく機能しなければ、編集が大変だからです。 あなたの日本語専用キーボードは特殊なのですよ。
    1. NTPSERVER='ntp.nict.jp' ; ########## PLEASE CHANGE YOUR CASE !!!!!!!!!! を、編集します。
      あなたの最寄りのNTPサーバーを設定します。
    2. TZ="JST" ; export TZ ; ########## PLEASE CHANGE YOUR CASE !!!!!!!!!! を、編集します。
      あなたの国のタイムゾーンに設定します。
    3. export TZ=JST-9 ; ########## PLEASE CHANGE YOUR CASE !!!!!!!!!! も、編集します。
      あなたの国のタイムゾーンと加減算値を設定します。
    4. DESTINATION='sda5' ; ########## PLEASE CHANGE YOUR CASE !!!!!!!!!! を、編集します。
      以下の3行のbuone.shで利用します。それぞれで保存先を変えたい場合は、buone.sh行で直接変更しますか?
    5. bash buone.sh -d $DESTINATION -f ntfs -s sda2 $TITLE ; ########## PLEASE CHANGE YOUR CASE !!!!!!!!!!
      例では3行ある、それぞれの保存する対象のデバイス・コードを編集します!
  4. SystemResqueCDをUSBから立ち上げます。
  5. 通常立ち上げですと、USB: /run/archiso/bootmntに、マウントされていますが、メモリーに全てを読み込むモードで、SystemResqueCDをUSBから立ち上げたと想定します。
    USBメモリーを抜いて離席することは重要です! 実メモリーが少ないPCなら、SystemResqueCDからWindowsのpagefile.sysをスワップメモリーとして利用します。 詳細は、Kona Linux_を参照願います。
  6. # fdisk -l Enter
    USBのデバイスコードを確認します。 /dev/sdc1が、USBメモリーだとします。
  7. # mkdir USB Enter
  8. # mount /dev/sdc1 USB -o ro Enter
    リードオンリーでマウントしましょう。
  9. # cd USB Enter
  10. # bash autobackup.sh Enter
    Linuxの世界でも、自動検索が機能します!
    # bash auあたりで TABキーを押せば、スペルを検索してくれますよね?
  11. マウント・ポイントがUSBメモリーで一度起動すると、4種類の基幹ファイルが、 /usr/local/bin に配置されます。
    Q : Do you want to backup process ? (y/n) [n] :
    ここで、そのまま Enter して、中断しましょう!
  12. USBを抜くためにアンマウントしましょう!
    # cd Enter
    # ここで、上矢印を押して、 bash autobackup.sh を、再選択し、 Enter
    これで自動的にUSBメモリーはアンマウントされている筈です。いつでもUSBメモリーを抜いても安全です! ここで安全の為にUSBメモリーを抜きましょう! 手順にミスが無ければ、最後にはシャットダウンを行ってパソコンの電源までを自動的に切っている筈です。
  13. 次の日にチェックしなければならないのは:
    ALLofMD5Check202504091356.LOG ファイルです。 存在するMD5データーの全てをチェックして、その結果が保存されています! 毎行の最後がOK以外は、存在そのものが無駄なデーターです! 1つでも検査の結果、良好ではないバックアップ・データー・セットは全てを削除するべきです。
    正規表現で次の条件式で検索します!
    [^O][^K]$
デバイスコード等について、あなたの環境に合わせてください! 以上は危険地帯です! 調整不良による、あらゆる責任は自己責任でお願いします! 筆者は何も責任を負いません。 あくまでも自分用の防備録なるメモです。

SNS

応援よろしくお願い致します!MovableTypeインポート書式のファイルを扱えないブログ類は、SNS扱いです。

次なるステップへ!

ここでも危険地帯です! 調整不良による、あらゆる責任は自己責任でお願いします! 筆者は何も責任を負いません。 あくまでも自分用の防備録なるメモです。 スクリプトを開発し公表したのは、2015年です。 当然、開発者である Ujiki.oO は、プチ進化しています。 dfall.sh を少しばかり改造し、 pagefile.sys だけでなくて、 $Recycle.Bin($RECYCLE.BIN) の中身や、 System Volume Information の中身、 hiberfil.sys swapfile.sys も削除してしまう機能があります。 そして、デフラグを行って、断片化の無いパーティションを保存する。 どんどん贅肉を削ぎ落としてバックアップする。 バックアップファイルの容量を少しでも軽量化できるとともに、復元後のファイルアクセスの効率を上げる。 もう、いつでもウィルスに感染してみなさい!(笑)
この記事では公開していませんが、自己責任の範疇なら、希望があれば公開します。 こんな実験的大胆なシステム領域の削除を行えるのも、タイムマシーンのごとくに、直前の状況に戻せるバックアップの賜物です。 大胆な行為を行う直前にバックアップを必ず行いましょう!


電池切れ

古いパソコンですと、マザーボードの電池が寿命をオーバーしている場合があります。 SystemResqueCDをUSBから立ち上げると、現在時刻が不定となります。 そんな場合は、NTPサーバーから現在時刻を得ます。

  1. % ntpdate ntp.nict.jp Enter
    お好きなNTPサーバー_を選べます。 日本国内 NTP/推奨公開サーバ - wiki@nothing_
  2. % date Enter
    英国グリニッジ天文台基準時刻での今です。
  3. % export TZ=JST-9 Enter
    この場合は、日本のローカル時間です。 あなたのタイムゾーン・コード_と置換願います。
  4. % date Enter
    日本時間での今です。

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